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蕩けるようなキスをして
第70章 覚悟と約束
私の両目から、ぽろぽろと涙が床に落ち始める。
「慰めや同情ならいらない」
私は言い捨てた。
「こんな事って…私にとっては『こんな事』なんかじゃない。『するつもりはなかった』だなんて…した側(そば)から、後悔しているかのように…!」
いきなりだったけど。
びっくりだったけど。
先生との初めてのキスで。
先生から初めてしてくれて。
私は本当に-嬉しかったのに。
その想いを共有できないのなら最初からしないで。
なんのつもりで?
『するつもりのなかった』
『こんな事を』
先生は私にしてきたの-?
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