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蕩けるようなキスをして
第71章 証
「…髪、まだ濡れてる」
背後から抱き締め。
華夜子が振り返ったところを口付けていた陸は、彼女から唇を離して呟いた。
さっきから頬にかかっていた彼女の栗毛が、気のせいなんかじゃなく冷たかった。
華夜子はばつが悪そうな顔で、慌てて謝る。
「ごめんなさい-」
-今、乾かすから。
口にしようとし。
自分を後ろから抱いている陸の髪が、いつにも増して波打っている事実に気付く。
「あ…勿論、陸が乾かしてからでいいから、ドライヤー貸して?」
自分の後にシャワーを浴びに行ったはずの彼が、既にこうして部屋に戻ってるって事は-結構な時間、ぼんやりしてしまっていたらしかった。
いくら温かな室内とは言え、ただでさえ長い髪を洗ったまま放置していたので-陸に指摘されれば、急激に寒さが襲ってくる。
そんな彼女などお見通しの陸は微かに笑い、コンセントを差す事なく床に放置されていたドライヤーを手にした。
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