この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第71章 証
何より。
物理的に遠く離れるはずだったのに、大学にいた頃よりも遥かに間近にいる現実。
不謹慎だけれど、高階先生が病気となったお蔭で皮肉にも、私達は初めて一緒の時を過ごしたのだ。
先生が入院していたのは、個室だった。
最初は、よっぽど重症だから?-青ざめたけど。
『病院だなんて、色気も何もあったものじゃないけれど。それでも、御堂さんと大学じゃない場所で、こうして逢えるだなんてまさか思ってもみなかったから』
-だから個室にしてもらったんだ。
高階先生はふざけているような、本気のような、どちらとも区別のつかない口調で、私に告げた。
それを聞いて、もの凄く嬉しかったのを、今でもはっきり覚えてる。
『…でも。個室って毎日差額のお金とられるんじゃ?それが毎日だなんて、大丈夫?』
余計なお世話だが、私はその時本気で心配してしまった。
先生は私の言葉に苦笑した。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ