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蕩けるようなキスをして
第72章 最愛
「ごめんね、陸。まだ髪濡れていたね。乾かさないと」
「面倒で自然乾燥もよくあるから、別にいいよ」
こんな時に、急に自分の心配を始める彼女に、陸は乾いた笑いを漏らす。
たおやかな身体を抱く腕に、自然と力が入った。
「でも真冬だしさ、風邪引いたら-」
尚も自分を気にする華夜子を遮り、陸は呟いた。
「俺の事なんかより。華夜の方がずっと大事だ。…華夜は大丈夫?」
「…うん」
陸の問い掛けに、華夜子は本心から頷いた。
「平気。凄く、すっきりした。陸には嫌な思いをさせてしまっただろうけど、陸がいたから破く事が出来た。ほんとに今日で終わり。先生の事で思い悩んだり、引きずる事はもう何もない。これからも先生を思い出す時はあっても、楽しい思い出の中で」
-これからは、陸の事だけを想う。
胸の中で囁かれ。
陸は嬉しくて-そして、泣きたいような思いに駆られる。
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