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蕩けるようなキスをして
第23章 繋いだ手
彼に自分の気持ちを伝えてから、一分は経った。
けれど、返事はもらえない。
いいよ、とも。
無理だ、とも。
真正面から頑張って彼の茶色の瞳を見続けていたけれど、あまりの居たたまれなさに遂に、視線を逸らす。
なんのリアクションもないまま、沈黙されているのが、一番堪える。
もしも行けないのなら、そう言って欲しい。
そしたら、今すぐ、この場から立ち去るのに。
何も言わずにいるのは、そうだからじゃないの。
行けないからじゃないの。
行けるなら。
行きたいなら。
すぐに返事が出来るもの-…。
華夜子は期待を封印し、家に帰ろうと一歩、踏み出した。




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