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蕩けるようなキスをして
第23章 繋いだ手
胸を、腹部を、腰を、脚を、重ねている訳ではないのに。
重ね、快楽に溺れている訳ではないのに。
それを遥かに上回る悦びを陸は感じていた。
まるで媚薬を嗅がされているかのように。
彼の身体は熱く、昂ぶり-彼女に気付かれぬよう、そっと、瞳を閉じた。
最も気持ちがいいのは、交わりだと思ってた。
本気で好きじゃなくとも。
本気で欲しい訳じゃなくとも。
相手が女でありさえすれば。
男である自分を受け入れるものを持つ、女でありさえれば。
それなりの快感を一瞬でも得られていた。
なのに。
それを遥かに勝る心地良さを、確かに今、自分は感じてる。
ただ、その手を繋いでいるだけなのに。
ただ、その匂いが鼻腔に届いただけなのに。
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