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蕩けるようなキスをして
第25章 デート
彼女の食べたい物をなんでも-言ったのは自分だし。
こんな色々悩まずに、行けばいーじゃん-思いはするけれど。
内心、ごめん、と謝りつつ。
やんわり、遠回しに断ろうと、陸はおもむろに口を開いた-が、華夜子に先手を打たれる。
「…なら、最初から、好きな物を食べに行こうなんて言わなきゃいいのに」
正論を恨めしげに、低音で呟かれる。
ごもっとも-陸の胸に棘が刺さる。
『華夜、あのさ-』
駅の待合室に並んで座りながら、陸は隣りの彼女を手を軽く引いた。
一度繋いだ手は離せない。
駅までの道のりを歩く時も。
電車に乗る前の行先の相談の時も。
この手は離せない。
迷惑だと言われれるまで。
疲れたからと言われるまで。
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