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蕩けるようなキスをして
第25章 デート
喜びも合わせ、ゆっくりと噛み締めていた陸は、やがて、彼女に照れたように微笑んだ。
「俺の一番の大好物知ってる?」
「え?」
「華夜子が作った卵焼き」
「…!」
「あれは、美味い。世界で一番、俺が好きな食べ物だ」
落栗色の緩やかな髪の毛が、またしても大きく、掻き乱される。
華夜子は赤い顔、微かに潤んだ瞳、震える口唇で、そんな彼を黙って、見詰める。
「でも、今の料理も美味かった」
悪戯な子供のような笑みを、陸は華夜子に向ける。
「華夜が作ってくれた卵焼きじゃないのに、なんでこんな美味いんだろうって考えて、思い当たった」
華夜子は陸の言葉に耳を傾ける。
「華夜子が、食べさせてくれたから。華夜が俺に、食べさせてくれたから。それだけで、どんな料理も百倍は美味くなる」
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