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蕩けるようなキスをして
第27章 約束
駅までの道中。
躊躇いがちに、陸が申し出てきたのには正直、驚いた。
「まだ全然明るいし。大丈夫だよ…?」
戸惑いながらも答えれば、陸は小さく頷いた。
そっか-前方に視線を戻し、呟く彼の横顔は、淋しそうにも見え。
陸のそんな様子に、華夜子は少しだけ、後悔の念が湧き上がる。
素直に、お願いすれば良かったのかな-今更だけど…。
途切れる、会話。
押し寄せる、沈黙。
十分にも満たない駅への道を、ふたり、手を繋いだまま、静かに進む。
何かを言わないと。
もう、別々の電車に乗って、帰らないといけないのに。
もう、楽しかったふたりの時間は、終わるのに。
思うのに。
何を話したらいいのか、分からない。
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