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蕩けるようなキスをして
第32章 予約済み
彼の唇が、囁いた。
自分を抱く手が、微かに震えてる-絶対、面白がってる。
限りなく寄った-と言うより、完全に顔の左半分は、彼の頬が触れている。
間違いなく笑ってるだろう、吐息が聞こえる。
机を挟んだ斜め向かいの男子学生が、大胆な彼の行動に、目を丸くしている。
恥以外、何者でもない。
加えて、彼に指摘されるまでもなく、ここは大学の図書館内だ。
私語・物音、厳禁。
よっぽど肘鉄を食らわしたかったが、ぐっと、我慢する。
-講義、終わったの?
腕を解(ほど)き、隣りの席に腰を下ろした陸は、嬉しそうに微笑み、いちいち耳元に口唇を寄せ、伝える。
「終わって、走ってここまで来た。華夜が待っててくれてるからさあ-」
いちいち反応してしまう自分が、恨めしい。
鼓動はどんどん速まり。
甘い疼きが支配してゆく。
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