この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第38章 告白
「陸…」
非常に不安そうな彼女の声が聞こえ、陸は華夜子の身体を掻き抱く。
「怒ってる?…もう、止めた方がいい?」
様子を伺う彼女に、陸は弱い自らを奮い立たせるように、きっぱりと言った。
「…ちょっと、妬いてるだけだ」
「…」
「なんでもない」
-だから、続けろ。
陸はしがみつくように華夜子を抱きながら、促す。
華夜子は、そんな陸の姿に消せないざわめきを覚えつつ、躊躇いがちに言を発する。
「…普通の別れ方だったのなら、こんなにも時間はきっと、かからなかった。こんなにもきっと、苦しまなかった。忘れたつもりでも、最後の最後で、気持ちはいつも逆戻りしてた。…陸を、こんなに待たせて。陸を、こんなに傷付けて。…ごめんね、陸」
謝罪を口にする華夜子の髪を、陸は撫でた。
返事の代わりのように、彼女の栗毛を静かに、梳く。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ