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蕩けるようなキスをして
第44章 ファースト・キス
電車を降り、駅から自宅までの道のり。
街灯が数メートル間隔でほのかに灯る細い道路を、ふたりで肩を並べて歩く。
彼女とふたりでどこかに出掛けるようになってから、数か月が経った。
色んな場所にふたりで行った。
でも、それらは全て、日中に限っての事。
少し遅くなってしまうような場合でも、なんとかまだ人通りもそれなりにあるだろう時間まで。
初めてのデートの日にやんわり大丈夫だと言われて以来、陸が華夜子を家まで送る事が出来たのは、一度もなかった。
明るい内ならともかく、日が沈んでしまい、ちょっと心配だなと思う日でも、やっぱり彼の申し出は丁重に断られた。
ふたりの家が電車の路線がまるきり違い、結構離れた場所にある事も、大きかった。
わざわざ自分の家まで送ってもらい、それからまた彼が自宅に戻る負担を考えれば、その気持ちだけで華夜子は十分嬉しかった。
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