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蕩けるようなキスをして
第6章 好きな女
陸は彼女を求めた。
「手は…まだ、離してくれない?」
彼の問いに、華夜子は声を荒げた。
「離して欲しいなら…!」
-私にお願いして。
さっき、そう、言ったはず。
華夜子の叫びを遮るように、陸は告げた。
「華夜子が離したくないのなら、俺はこのままでもいいけれど。…ただ、華夜子が疲れてきてるんじゃないかと思って」
図星を指され、彼女は言葉に詰まる。
良かったのは最初の内だけ。
継続して同程度の力を加え続ける事など不可能だった。
実際、今となっては大した力も入らず、ただ手を繋いでいるだけの状態だった。
互いの手と手は暑さや痛みで汗ばみ、次第に痺れもきていた。
本当は、離したい。
「手は…まだ、離してくれない?」
彼の問いに、華夜子は声を荒げた。
「離して欲しいなら…!」
-私にお願いして。
さっき、そう、言ったはず。
華夜子の叫びを遮るように、陸は告げた。
「華夜子が離したくないのなら、俺はこのままでもいいけれど。…ただ、華夜子が疲れてきてるんじゃないかと思って」
図星を指され、彼女は言葉に詰まる。
良かったのは最初の内だけ。
継続して同程度の力を加え続ける事など不可能だった。
実際、今となっては大した力も入らず、ただ手を繋いでいるだけの状態だった。
互いの手と手は暑さや痛みで汗ばみ、次第に痺れもきていた。
本当は、離したい。

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