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犯した人妻の身体
第4章 非常階段で 
外回りの営業を終えて帰ってきた、午後の4時過ぎ。鈴木は香織が待っていると言う、非常用の内階段に三階の鉄扉から音がしないようにそ~っと入り、そして静かに二階にへと降りて行った。その途中の階段が折り返す踊り場に腰をかけて香織がいた。多少は足音がしていたはずなのに、後ろに立って初めてその気配に気付き、驚いたようにこちらに振り返ってきた。
「あっ、お、おつかれさま」
 とっさに言葉がわからなくなったのだろう、こんな状況なのに律儀に挨拶をされた。
「どうも」と無愛想に答え、同じ踊り場の上に立ち止まる。
「メール、見てくれた?」
「ああ」
「そういうことなの。主人が帰ってくるから今日は無理なのよ」
「それで?」
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