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女子高生 姉と弟
第12章 シーン12
「家だと、縄で縛るのだって満足にできないじゃない。本当は縛ってディルドを使いながらのほうが沢山感じるんじゃない?思いっきり楽しむことできると思うよ。」

 和也の誘惑の言葉は秘唇の神経に直接響くようだった。

 過激に走ることを恐れて、このところ縄で縛ってもらったり、フェラをしながらディルドを使ってオナニーを同時にしたりはしていなかった。

 和也を満足させることを最優先していたためだったし、余計に過激さを助長する気がしたためもある。

 本当に縄で縛られてのアナルを使ったプレイはまだしたことがない。

 妄想が頭の中に渦巻いて身体を刺激してゆく。

「大丈夫かなあ。」

 心がコンサートの嘘を実行する方向に揺れている。

「大丈夫だよ。」

 私は返事はせずに、手で刺激していた和也のシンボルにそっと唇を押し当てて本格的なフェラチオに取り掛かった。

 頭の中にはもう、持ってゆく道具や縄をどのようにバッグに纏めるか考えていた。

 和也には渋々と言う感じで話しているが、心の中ではうきうきした気持ちになっている。

 今週の初めに雄一が家に来ていることを和也に目撃されて、ぎくしゃくするのではないかと心配したけれど、その後何もないように話しかけてくるので安心した。
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