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第1章 シーン1

　ビクンと跳ねる様に達するとそのままへたりこんでしまう。

身体の周りにむっとする牝の香りが漂っていることに気づいて、ティッシュで秘唇をぬぐうとデオドラントの消臭スプレーを部屋に撒く。

　パソコンの画面を他のなにげないページに変えてから、ベッドにごろりと横になった。

　まだ、快楽の頂の余韻は残っていて、横になったまま目を瞑る。

　さっき感じたあの興奮は何だったのだろう？

　女の子だから人並みにセックスに対する興味はあるし、好ましいと思う男子とのセックスを想像することだってある。
　
　でも、それは憧れみたいなもので性に対する好奇心とちょっとエッチな欲求とが混じり合った、年頃の女の子ならみんなが考えることだと思う。

　さっきのページを見たときの興奮は違った。

　身体がかーっと熱くなって、まるで燃えているようだった。