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よくある恋愛モノ 〜見えない心〜
第4章 狂った歯車



だが彼女が離れる気配は全くない



「私が……私が、いるから」

「…何言って……」

「凪くんばっかり辛い思いするのおかしいよ! 私は絶対離れないから。

何があっても一緒にいるから!」

「……」



美和と重なるその瞳

一度孤独を味わった彼は、その瞳に弱かった



「分かった……分かったから、そんな顔するな」



凪は手を伸ばし、悠の目の端に浮かんだ涙を拭う

その手はそのまま頬を包み、凪の唇がそっと彼女に触れた−−−







「……う、悠?」

「へっ? え、あ、何?」

「何って、話聞いてた? 週末遊びに行かないかって話」



美和は呆れて目を回した



「週末……」

「用事ある?」

「週末はその……と、突発性のバイトがあって!」

「突発性……?」



美和はぷっと吹き出す



「そっか、じゃあしょうがないね」

「うん、ごめんね。龍青くんとデートしてきて!」



茶化すようにそう言うと、時計を確認して飛び上がった



「もうこんな時間!? ごめん、私これから用事あるんだ!」

「あ、うん」



そう言って悠はあっというまに姿を消した



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