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支配された惑星
第2章 リョウという男。
「よう、旦那。」

リョウの姿を見つけるやいなや寄ってきたのはボトムのカメジだった。
相変わらず太った体から発する臭いはリョウを辟易とさせたが、カメジの協力がないとこの街は危険だ。

地球人と言えど自分達を管理し、男を労働力として現場に派遣、女を憎きブイユに差し出すエイペクスをボトムは嫌悪している。
リョウは自分の身を守るため、カメジを金で雇い、この街で仕事を行う。

つまり、ブイユが気にいるボトムを選別するのだ。

カメジは飲んでいたウィスキーを飲み干すと、リョウを連れ立って街にでた。
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