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支配された惑星
第1章 プロローグ
50年前、某国の首都より南西529km地点にある田舎町上空に、突如として訪れた未確認飛行物体。
その宇宙船から降り立った3人の異星人から全ては始まった。

初めは銀河の友好、対話を謳い、ブイユと呼ばれる異星人を快く受け入れた地球人であったが、日に日にエスカレートする異星人の横柄な態度に、次第に状況は変わっていくのである


地球人はブイユに嫌悪感を抱いた。
まず、品というものがない。
通訳機から通される言葉は品性下劣で、遠慮もなければ相手を思いやる気もない。
最初は文化の違いならしかたない、としていた大統領夫人に対し、「馬の糞のような面だ。」と言った。
そして、何より顔がブタのように醜い。
3mはある丸々肥えた体躯にブタのような面構え。さしずめファンタジーの中に現れるモンスターのようだった。
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