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支配された惑星
第3章 ボトムの花、ナナ【性描写有】
『確かに、今回の供出の目玉であるこのメスを妊娠させてはまずい。かといって供出せぬも問題ではあるな。』

ブイユ星人の催淫液にはもう一つの効能、女の排卵を促す作用がある。
それによって精液を子宮に注げば、ほぼ確実に妊娠をさせることができる。
これは異種交配を繰り返してきたブイユ星人独特の進化と言えるだろう。
口内と膣で催淫液を飲まされたナナも例外ではなく、もしブモスがこのまま膣内射精をすれば妊娠してしまっていただろう。

供出のノルマを考えれば、妊娠させてはまずい。ブモスはリョウの説得を聞き入れ、ナナを手放した。

よろめきながらベッドから転げ落ちたナナをリョウは抱きかかえるように支えた。
ナナの息は依然荒い、さらに時折快感が反復し、体をひくつかせた。

『しかしだ、リョウ。貴様が俺様の楽しみを奪ったのは事実だ。そのことを忘れるでないぞ。』

ナナに再び貞操帯を装着するリョウの背後でブモスは苦言を呈した。
自らに口答えしたリョウに明らかに怒気のこもった言葉を何度も浴びせた。

『家畜であるアースリングの分際で・・・。』
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