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喉姦
第1章 プロローグ『“リョウジョク”賞!?』
私は、職を失ったばかりの、今年四十歳になる男である。
お世辞にもイケメンとは言えない面をしていて、身長も低く、髪型や服装に気をつかうこともないので、女っ気なんて全く無かった。
勿論結婚もしていない。
今後の人生に暗雲が立ち込めていた私は、通りにあった適当な『ガチャガチャ』を、占いのつもりで回してみることにした。
良さそうなものが出れば、今後の人生は安泰で、くだらないものが出れば…

コインを投入し、ハンドルを回し「コロン」と出てきたカプセルを「パカッ」と開けると、直径2センチほどの、ピンク色の玉が入っていた。
よく見ると、そのピンクは根底に怪しい黒を漂わせていた。どうやらベースの色が黒の上に、ピンクが塗られているようだ。
なんだこれは?と思って右手で玉を転がしていると、真後ろに人の気配がした。
振り向くと、そこにはイカツイ、四十代ぐらいの男が佇んでいた。
身長190センチはありそうだ。
短めのソフトモヒカンは、ワックスとツヤ出しで、綺麗に立てられていた。
切れ長の目が、触ると怪我をしそうな、鋭利な刃物の雰囲気を漂わせた。頬はややコケて、それがまた“鋭利さ”を助長していた。
全体的に浅黒い肌をしていて、はだけた白シャツから筋肉質の胸板と金のネックレスをチラつかせていた。
清潔そうな黒のスラックスの足元には、ツヤ出しで光った頭髪の黒と同質の光沢を帯びた、高そうな革靴を履いていた。
『ヤクザ』
この男から咄嗟に受けた私の印象は、“ヤクザ”だった。
そして次に、恐怖の感情が湧き上がってきた。
この男は、こんなに私に近づいてきて、何の用なのだろうか?もしかして、理不尽な要求で、臓器を売られたりするんじゃなかろうか?
男が口を開いた

「“リョウジョク”賞。大当たりだ」

「え?」
私の「え?」は、心からの“え?”だった。
この時の“リョウジョク”の意味が分からなかったからだ。
男がこちらに向かって指をさしている。
その指を辿ると、私が右手に持っている、ピンク色の怪しい玉に、それは向けられているようだった。

「ソイツの当たりだ。ついて来い」

私はこのピンクの玉を引くことによって、何らかの喜ばしい自体が、我が身に訪れようとしていることを把握した。
そして“リョウジョク”という、どこか怪しさを漂わす言葉が、私の興味を惹いた。
私は男について行くことにした。
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