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第5章 金魚鉢の金魚

　本当の気持ちを話すことは難しい。夫婦は家族だけれど、元は他人。だからこそ本当はいつだって自分の気持ちを相手に伝えなければいけない。喧嘩をすることを恐れてはいけない。

　本当の愛や大切なことは何か。それは気づくってこと。気づけた私達は、これからはきっと強く生きられる。私がしたことは間違ったことで肯定されるべきことではない。それでも後悔はしない。全ての出来事には意味があると思うから。だけど、同じ過ちはもう二度と繰り返さない。




　金魚鉢の金魚。



　それは愛される存在――。



fin.