この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
いじっぱりなシークレットムーン
第1章 Cheery Moon
 


「ぁあンっ、駄目、激し……っ」


 あたし体に慣れきった彼のものが、あたしの快楽の坩堝を、これでもかというくらいに淫らに獰猛に擦りあげて、刺激してくる。

 こんな綺麗な顔をしているのに、動きは猛獣。

 ぞくぞくが止らない。

 粟立つ肌が、びりびりと感電したかのような痺れを拡げる。


 あ、クる――。 


「やん、あ、あっ、あああっ……気持ち、いいっ……」


 あたしの爪が彼の中に食い込むと、彼は少しだけ痛そうに片目を細めてあたしを見下ろした。その表情が色っぽくてたまらない。


「そんな顔して俺を見ない……。歯止めきかなくなるから、ね?」


 気怠げな甘い声でそう言った彼は、やるせなさそうな表情を向けながら、さらに抽送を早めた。

 彼の汗ばんで乱れた髪と、苦しげな表情を見たら、繋いだ場所から広がる快感が増して、あたしは大胆に叫んで喘がずにはいられなかった。


「気持ちいい、駄目駄目、イッちゃう――っ」


 そんなあたしを見ながら、彼は嬉しそうに顔を綻ばせて笑うんだ。

 あたしは知っている。



「好きだよ、チサ――」



 彼が抱いているのは、あたしじゃない。

 あたしの偽りの名前と同じ名の、彼が抱くことが出来ない彼女。


 それを知りながら、あたしは激しく嬌声を上げ続けた。

 
/1291ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ