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いじっぱりなシークレットムーン
第11章 Protecting Moon
「……おはよう、陽菜。子供が出来た、えっちな夢でも見たかい?」
「え、なんで……ひゃあああああっ」
夢ではなく現実の気持ちよさに、身体が仰け反ってしまう。
粘膜同士が擦れ合ういやらしい音と、赤ちゃんと間違えるくらい存在感ある朱羽のがあたしに深く出入りしていた。
「本当にあなたは、どうしてゴムをつけている俺しか知らないくせに、生の俺を欲しがった夢を見るんだろうね」
紅潮した顔が少し苦しげで。
濃度の強い匂いと、彼の色香に視界がぼやける。
「俺だってまだなのに、あなたと夢で……そのまま繋げれた俺に嫉妬する」
艶めいた目が細められると同時に、抽送は強まった。
「あああああ、朱羽っ」
「俺だって、子供欲しいのにっ」
「ああっ、あああんっ、深い、突き刺さるよっ」
猛烈の勢いで膣壁を擦る朱羽の先端が、子宮口に今一歩届かない。
あたしが朱羽の首に手を回すと、朱羽はそのままあたしごと起き上がり、対面座位の形にした。
さらに角度が変わり、今度は貫くようにまっすぐに子宮口を攻めてくる。
「はっ、あなたとの子供なら、俺みたいに苦労しないで、父親と母親が愛し合ってるからっ、幸せだ」
頭が真っ白になって、背中が仰け反り、あたしの声の質が叫ぶようなものに変わる。
「ぅんん。あなたが……すごく、感じているのがわかる。ああ、こんなに愛し合っているのなら、子供作りたいね。こんなに愛し合って出来た子供ならっ、すごく幸せだね」
朱羽の息も荒々しくなる。
「俺の、子供産めよ、陽菜。何人も……俺に家族を作って?」
朱羽は両手であたしの尻を掴んで上下に尻を動かすと、頭の先までずんずんと快感が響いて、あたしは泣きながら朱羽の肩をかぷかぷと噛みついた。
「ああ、可愛い。こんなに俺に感じてくれてるんだ? 俺も気持ちがいいよ、陽菜、凄く幸せ。あなたと繋ぐことができるのが、愛し合えるのが、幸せ」
上擦った声が、さらにあたしの刺激を強めて。
「奥でイッってみる? あなたは子宮口が好きみたいだから」
朱羽が揺れながら、あたしの髪を耳にかけた。