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蜘蛛の巣
第5章 告白



「なんか…緊張する……」

「大丈夫よ。ほら、真里枝ちゃんも来たわ」



大学前、校門は真新しいスーツに身を包んだ新入生でいっぱいだった



「おはよ、真里枝」

「おはよ! ね、写真撮ろっ!」



真里枝は全く緊張していない様子

大学を背に二人で自撮りしようとする



「うーん、上手く入らないなぁ」



しゃがんでみたり角度を変えてみたりと試行錯誤する娘に真里枝の母親が声をかけた



「二人とも、そんなことしなくても撮ってあげるわよ」



そう言ってカメラを向けられ、真里枝はテンションマックスでピースなどしている

華はそこ横で顔を引きつらせながら周囲に目を泳がせていた



"入学式なんだから…二年生以上はこないよね……"



不安そうにきょろきょろと辺りを見渡す彼女に真里枝がプッと吹き出した



「そんなガチガチにならなくても、みんな新入生なんだから大丈夫だよ」

「う、うん……」



とにかく気にしないようにしようと講堂へと足を向けた、その時ーーー


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