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淫徳のスゝメ
第3章 私が最も華やいだ頃のこと
「愛撫で最も感じるところは?」
「ここと、この辺です」
私は、脇と乳房の境目、それから恥丘を触って示した。
「このあとのことを想像すると、たまらなく興奮する場所です。どこを、どのようにしていじられるのか。特に胸は、医学的に性感帯とは呼べない部位といいますわ。にも関わらず、多くの人間がいじられたがるのは、想像力と劣情が結びつくからです。臀部と裏ももの付け根、隠毛も好きです」
「可愛いこと。では、……」
みゆきさんの手のひらが、私の乳房の真ん前まで近づいた。
乳首を影に覆いながら、決して触れてくることのない手のひら。
みゆきさんの手のひらが、緩慢に、円を描き出す。
「これは、どう?」
「ぁっ、……ぁっ、ん……とても……イイ、です…………」
触れて欲しい。触れられない。
私の想像とみゆきさんの手のひらがまとう微かな熱が、乳首をみるみる勃たせていった。
「本当にいやらしいお嬢さん。では、次の質問よ──…」…………
設問が九十を超える頃、私の下半身や指はとろみ汁に溺れていた。
みゆきさんの設問に応じて、私は膝を立てて脚と脚の間を露出し、肉壺を開き、また、ギャラリーに臀部を突き出して、自らローションを塗って異物をアヌスにねじ込んだ。メンバー達は私を罵り、讃え、淫らな野次で冷やかした。
「承認百九十九票、不承認、空白が九票で、姫猫さんは過去最高成績によって当会のメンバーとなる資格を得られました。皆様、盛大な拍手をどうぞ!」
割れるような拍手が響き渡った。
久しく顫える選民意識を噛み締めて、私は夢のような幸福感に持ち上げられる。
つと、目が惹かれたのはシャンデリアの光を弾くショーケースだ。
一時間以上の責め苦に悶えるまづるさんの痴態は、私の下半身を今また濡らした。