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淫徳のスゝメ
第4章 私が天涯孤独になったこと



 まづる達が戻ってくると、笠野さん達も私の親友に劣情をいだいた。

 脚を開くことを躊躇っていた他の二人も、制服を乱すところまでにはこの美徳に惹かれ出していた。

 私は笠野さんに美園と凸凹を結合させることを勧め、他の少女達を手当たり次第に翻弄した。


「ぁっ…………ああっ!気持ちぃぃっ、そこっ、そこ、お"がじぐな"っぢゃい"ま"ずぅぅぅぅうううっっ…………」

「姫猫様ぁっ、ああぁんっ、そんなにっ、痛いっ…………痛いのにぃぃ、くせになるぅぅぅ!!っっ…………」



 第三者の気配がしたのは、人間の楽しみの半分も嘗めていない二人の少女をさっきのきよらと美園のように重ね、互いの乳房をすり合わさせながら、私とまづるが彼女ら各々の下半身を世話していた時のことだ。


「っっ…………」



「素敵な宴だこと」



「先生!こっ!これは…………」


 最も血相を変えたのは、美園だ。

 きよらの顔を踏みつけながら、笠野さんにペニスを、杉本さんに臀部の割れ目をしゃぶらせていた教員は、同じ職員の姿を見るや、その格好のまま例の支離滅裂を発揮し出した。


「それにお美しいお嬢さん。……だと思ったら、私の可愛い姫猫じゃない」

「あ……。…………」

「お知り合い?」

「昔の担任。お母様の愛人だった人よ」


 私は少女の臀部に口づけながら、仏野の娘として嗜んできた微笑を目に込めた。


「お久し振りです、蓮美先生」



 蓮美先生は、美しかった。

 しかつめらしい教員の表層は以前にも増して強硬に、そして同じくらい、彼女特有の不気味なまでに謎めいた雰囲気も、可視光のごとく輪がかかっていた。
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