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淫徳のスゝメ
第6章 私が見た海の向こうの嘲笑のこと

* * * * * * *


 黒天鵞絨が銀の粒に薄まる頃、市内ホテルのスイートルームの一室に、私とお兄様、紹也さん、紀子さんに佳子さん、メイドのちさとと実里(みのり)、それからお兄様の愛人の芙佐(ふさ)さん、友理子さん、士郎さん、そして神父の十一人が集まった。



「おお……女神よ!ぅっ……くはぁっ、ぐぐっ!あっああっ……………女神よ!女神よ!!」


 神父のペニスが、私の口に収まりきらないほどの白濁を注ぎ込んでいた。

 四つ脚になった初老の男の内股に頬を挟んで、憤った赤い生物の世話する私の下半身は、ちさとの愛撫を受けている。


 ぐちゅっ、ちゃぷっ、じゅるるる…………


「あんっ、むむ……むぐ……あんっ、ちさとぉ……!神父様もっ、激しいわ……っっ」

「ほっ、ほっ、う!ああっ、くっ……ぐぐ……」


 ずぶっ、ずぶっ、ずぶっ…………



「おらおら、姫猫ばっかり褒めるなオッさん。オレのペニスはどうだ?え?」


「ああああっっ……」


 どんっ、どんっ、ずぶぶっ…………


「あんっ!お兄様っ、暴れすぎだわっ、神父様のペニスが喉に当たる!」

「おう、オレはこいつの腸までペニスをぶちこんでいるからな。姫猫、こいつの発情ぶりは勇ましいなぁ。昼間はイイ子ちゃんぶってやがったが、お前の口、ビショビショじゃねぇか。こっちも最高だ、新品のアヌスは締まりが良いぜ!」

「ええ!とっ……んっ、ても!童貞のくせに、もう味をしめてるわ!私の腕より膨らんで、ぶるぶる震えて、きっと六十年分の本能を放出しているんだわ!あっ……ああんっ」

「お前は毎日ヤッても溜まるがな。姫猫、ちさとはそんなに上手いのか?」

「少なくともっ、んっ……んっ、お兄様には貸せないほどに……!」
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