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淫徳のスゝメ
第8章 私を競った愛達のこと



「おらおら、イクかぁ?イクならイけ、淫乱女」


 ずぶっ…………

 ヴィィィィィイイイイン…………


「あああああっっっ」


 異物が肉に潜り込む音、それから続けざまに電気音を立て出したのは、お兄様だ。

 お兄様は実里の乳首とクリトリスをリングで繋いで、その三点に催淫剤を塗り込んでいた。


 仏野の屋敷を離れて以来、私は鞭打ちを避けている。手当てが面倒になったという理由から、紀子さん達も同様だ。

 そのため、お兄様はここぞとばかりに実里の肌を乗馬鞭で染め上げた。そのあと彼女にディルドをしゃぶらせて、それをアヌスに抉じ入れて、今に至る。


 お兄様は実里のアヌスを突き上げては引き抜いて、引き抜いては突き上げてを繰り返していた。


「あん!あん!ああっ、あっ……んん!痛い……痛いですぅぅ!!」

「嘘だな!ほら!」


 ヴィィィィィイイイイ……ヴィヴィン…………

 じゃぷっ…………


「ヒギィィィィィィイイイ!!」


 お兄様の握ったディルドが、リングを突き出た実里のクリトリスを直撃した。

 充血した豆粒を、無慈悲な振動がなぶる。


「姫猫。このメス、もうイクぞ。オレの勝ちだな。お前はこのあとオレの下だ」

「油断なさっていれば良いわ。お兄様」


 ちゅ……

 じゅる……ちゅ……ちゅ…………

 かぷ…………


 私は触れるか触れないかほどの塩梅に、ちさとの乳房をまさぐりながら、同じくらいの儚いキスで肉叢をなぞる。

 相変わらず宙吊りになった女体の真下にかがんで、脇や肋骨、ティーゾーンや内股にもちょっかいを散らす。
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