この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
結花の御主人様
第19章 不良と結花
「ところでな、結花ちゃん。」
「はい?」
「良の試験をしようと思うが。」
「はい…」
「合格したら…
良を独立させる。
将来はゆりちゃんと一緒になって
身を立てることが出来るように
してやろうと思う。
それをするだけの努力を良はしてきた。」
「はい…龍さん…
お願いします。」
「分った。それでな…
試験には結花ちゃんも
協力して貰うぞ?」
「はい??」
「いいな?」
「何をすれば良いの?」
「当日に分る。」
「それで?」
「ゆりちゃんにもその話をしたんだよ。」
「はい…」
「そしたら…殴られた…」
「龍さん!!??」
「はいです…」
「一体…ゆりちゃんに
何を言ったの?」
「まぁな…それは良いとして」
「よくないわよ!!」
「そう怒るな…」
「で、ゆりちゃん承諾したの?」
「渋々な…」
「なんか…嫌な予感…」
こうして良が自分の将来をかけて
龍により最後の試験を行うことになった。