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《愛撫の先に…》
第5章 《リラックスセラピー》
結城さん…
結城さんっ!
何で?

そんな気持ちからの菜々美からの腕への触れ方を察したのか、
結城が唇を離した。

『どうしたんですか?』
『乱暴は…レイプはキスも入ってる事であの、
あの人達からあたしを助けてくれたのなら…なんで今キスを?
レイプを止めてくれましたよね?』

『あぁ…
俺は男であれ女であれ弱いものいじめは嫌いです。
離れているとはいえ道路から目を凝らせばかすかに見える位置に君が…
君が服を下着をとられ裸で襲われていた。
人目につかないホテルでやっていいかというと間違いだ。
人目にさらされ見て見ぬふりをする通行人、
笑いながら君を犯していたあの男達。
君が可哀想で…
愛のない犯すだけの行為からのキスや挿入は犯罪です。
今の俺のキスはキスだけで君を包んでやりたい―――そんなキス…
君があの男達の夢を見た後に思い出してほしい優しいキスを贈りたい――』

『!!――ふっ…
結城…さんっ』
菜々美の目から涙が溢れてく。

『泣いていい…泣いていいんです。
ここには君と俺しかいない』

『結城さん…』
菜々美は結城の胸で腕の中で泣き、
彼は背中を撫でていた。

『彼らの悪夢を見たらこのキスを思い出すといい』
泣き止んだ彼女に再び唇を合わせてく、
唇をなぞるように。

唇の感触を忘れないようにゆっくり深く。

舌が優しく口内をかき回し舌で舌を絡めとる。

結城さん…
くちゅくちゅと唇と舌が主張してる…
ふわふわと気が遠くなりそう…

励ましのキス?

菜々美は彼の真似をし、
結城の唇を少しだけ噛んだ。

菜々美は知らず知らずキスを返してく―――

結城だけが成せる技?

キスもセックスもしないと言った菜々美に結城だけが成せる体の化学反応――

それは2人共にわかっているのか?

キスの後、
菜々美はごく自然に彼の腕にすり寄り寝息をたて始めた。

『おまもりですか?』
彼が笑っていた。
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