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《愛撫の先に…》
第7章 《感情のおもむくままに…》
日曜日19時―――。

菜々美はスイートタイム20階2007のドアをノックし、あの契約の再現かと思う程にスーツ姿の結城が出迎え食事も終える。

『どうしたんです?』
『契約の再現のようで…』
『契約の?違いますよ、
君は体開発をされに来たんでしょう?』

『体…開発…』
『怖じけずきましたか?
レッスンは止めに?
予言予約サイトを通常の1週間にもどしましょうか』

他の人が結城さんに抱かれて上手いと褒めるのなんて嫌っ…

飛び出したあたしをかばう結城さんの温もりは安らぎ感があったの…

嫌い嫌いだと言うあたしに最初から変わらずに助けてくれる――って
気持ちが優しくなくちゃ出来ない事かもしれないの…

ブレーキをかけてたから体に少し当たっただけだと結城さんは言うけど、
もしかしたら結城さんもあたしもあの時にもう存在しなくなったかもしれない…
「君はなんて無茶苦茶な」

このまま男の人とつき合いもなく淋しく歳を重ねるのも正直に言うと嫌。

セックスレッスン―――!
陽子の思いつきだけど、
セックスを教えてもらうなら結城さんにしか頼めない―――…
そうあたしは感じたの。

わかんないけど今までの結城さんの優しさがそう直感させていく…

他の人じゃダメだと――


菜々美は本質を気づいていない!
最初の出逢いの契約で結城啓輔のセックスに気持ち良さを感じたからだ!

菜々美は本質に気づいていない――


『菜々美さん?』
『まだ始まってもいないのに取り消さないでください』

『セックスをしないという答えは撤回ですか?
俺限定でのセックスレッスンを希望だと?』
『結城さんあたしにそれを言わせてなんの得にもなりません』

『セックスを求めない女に頑張る意味はないでしょう』

『あたしがここに来た事で許してください』

『ふぅん…ここに来た意思を尊重しましょうか、
俺流のやり方で答えを導くのも悪くない』

菜々美はニヤリと笑う結城を見て後ずさりした。
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