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《愛撫の先に…》
第8章 《レッスン―――…》
ドアが向こう側から勢いよく開けられ、
髪と息を乱した結城と後ろには陽子と澤井がいた。

『菜々美!』
結城・陽子の声が重なった。
『菜々美ちゃん』
澤井の声が後に続く。

あぁ澤井くんにちゃん付けで呼ばれていたっけ。
あたし澤井くんのちゃん付けでいい、
高瀬さんなんか羨ましがらない!

『結城さん…陽子…澤井くんまで…』

怖かった…
怖かった!
あたしこんな下着姿だけど安心していい?

『ありがとう…うっ…あぁ…やめて…』
菜々美は助けにきた3人へお礼を言っていたが、
振動には耐えられず喘いでしまう。

恥ずかしい!
結城さんを目の前にしてこんな玩具なんかで喘ぐなんて!

“菜々美まさかバイブ?”
結城は素早くかつ優しく彼女の体から玩具を取り去り床に放った。

『高瀬も相沢も最低でしょ』
『高瀬?』
結城が陽子の言葉に反応し後ろを振り返る。

『肩までの髪が高瀬よ、
菜々美の元彼だったろくでなし!』

『顔は見た事がある男だと思っていた、
この男が高瀬なんですか』
結城が上着を脱いで陽子に渡した後に、
高瀬を見据え睨み両拳に力を入れる。
『陽子さん、菜々美を頼む!』

菜々美は部屋の隅で陽子に守られながら結城に見いっていた。

玩具なんかなくてもあたし結城さんを見るだけで感じちゃう…
忙しいのに来てくれた!

相沢や合コン参加者は逃げようとするが店員数人に追いつめられ、
男達と高瀬には結城と澤井が相手になった。

『殴っていいですね!』
『部外者じゃん!あんた関係ないし』

『おおありですね!
江崎菜々美は高瀬、
お前と両想いになりたくて俺に依頼してきた。
関係なくはない!』
『江崎さんの勝手じゃん』
『おおありだと言ったでしょう!
俺はその契約で菜々美の処女を奪ったからだ!
高瀬…
君がもっと菜々美を大切にしていれば!
あの時公園で菜々美をレイプした男の1人だろう!
集団であんな行為に及べば営みではなく犯罪だ!
もっと菜々美を大切にしていれば俺はこんなにも恋路を気にかける事はなかった!』

結城さん…――――――!
『不器用でオナニーさえ下手な菜々美が無事に好きな奴とセックス出来るかを気にかけていた。
だが、
そんな君に遠慮する事なんかなかったんだな』

結城さん…―
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