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《愛撫の先に…》
第2章 《交渉成立!?…》
時間はもうすぐ深夜1時になろうとしていた。

茶色と白のマンションは6階建で彼女は303のドアを開けた。
内装も白い壁・明るめの茶色のフローリングにドア・クローゼットとなる。

部屋はリビング・寝室だけになるが独り暮らしならちょうどいいくらいだ。

汚れた下着を変えストライプ柄のパジャマに着替え、ベッドに横になった。

『ん…あぁ…下着でこすれて胸が痛い…。
感じて寝返りしたら目がさめちゃう?
あたしもう処女じゃなくなったんだ…
初めては高瀬さんにあげるつもりだった?
告白がうまくいけばもしかしてそういう事も?
わからない…
思いを打ち明けてもいないのに…』

携帯をテーブルに置いた時髪から結城のシャンプーの香りがした。

この香り?
結城さんのシャンプー?

香る匂いに菜々美は結城の顔が浮かんで、行為じたいが思い出されなかなか寝つく事が出来なかった。
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