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《愛撫の先に…》
第3章 《胸の思い…》
戻ってこない高瀬らを心配して菜々美は、女性用トイレであり得ない声を聞いた。

『高瀬さん…もっと…もっと強く…突いて』
2人の息づかいと肌と肌がぶつかる音、喘ぎ声。

『しっかり掴まってろ激しく突くから』
『…いい…良いわぁ…もっと強く…』

涙が頬を伝いその場から離れテーブルへ。
『追加オーダー何になさいますか?』

急用だと帰っていった女性と、高瀬との情事にふける女性。
食事等しないだろうと状況から判断しレジに向かう。
2品と烏龍茶しか頼んではいないが、
高瀬らの飲食代が一緒の為に1万円を出しお釣りの小銭を受けとる。

店前で高瀬を待つか帰るかで悩み、メールを書いては消すを繰り返していると高瀬らは出てきていた。
『お待たせ、江崎さん』

女性と別れ2人きりで歩く道はやはり高瀬はホテル街。
部屋のソファーに座るなり彼は言った。
『営業も疲れるんだよ、クタクタでさ。
今日はたたないから色気を見せてよ』

トイレでの行為はなんだっていうの!?
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