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夜想曲~瑠璃色の奇跡~
第2章 其の一ー2・隠れ別荘~幽霊と女性~


「・・・え?
高橋先生から??」

どうやら高橋先生の伝手で、新しいお客様が来るらしい

勿論高橋先生と言う事で指名は私、先生は用向きがあってお客様1人で来るとか・・・


"コンコン・・・"


今日は洋間、和洋折衷のこの別荘、純和風からモダンな洋間まで様々…個人の趣味に合わせてなんだそうだ

「いらっしゃいませ・・・
あら??」

洋間の椅子に座っているのは外国人の男性、それなのに着流し姿‥何となく不思議な感じ…


「はじめまして蒼(あお)と申します…
まさか外国お客様だとは思わなかったわ…」

「日本住まいです
日本は良いです風情があって、独特の文化が息付いて…
ああ‥挨拶…
小泉八雲と言います」

「小泉先生ですか…
日本語もお上手で吃驚しました」

小泉八雲‥あの怪談作家の……

確か‥かなりの日本贔屓だったと‥見た感じだけで日本という国に馴染んでいるように見える


「しかし綺麗な方…
大和撫子と言うの蒼さんみたいな方の事を言うのでしょう」

「くすっ…
お世辞もお上手…」

「本当です
和服姿がまた似合う」

「・・・好きなので…
お茶‥お淹れします・・・」

部屋の隅にある茶器、珈琲や紅茶もあるのだが、敢えて日本茶にしてみた‥多分その方が好むかと・・・


「・・・どうぞ・・・」

「お茶‥良いです
蒼さんは見る目もある」

「ありがとう…
・・でも小泉先生は何故此処に??
聞いていらっしゃると思うけど、此処は・・・」

「話のモチーフを探しに…
私の話に似合う女性を探しに来ました」

「話??」

とりあえず自分の分のお茶を持って、近くの椅子に…


「私は日本の昔の怪談を書きます、ただ最近の日本は西洋化していて中々作品に似合うモチーフが見つからない」

「怪談・・・幽霊ですか?」

「そう…幽霊…
昔から日本は絵や読み物に幽霊を融合させる事が多い、だけど怪談だけで私は書きたい完全な和として…」

江戸時代‥娯楽として栄えた絵や読み物、万人向けと人の気を引く為に割と信じられていた幽霊を題材に使う事が多かった

人と幽霊‥人と空想上の物…代表的に言えば蛇とか鬼とか動物とか…

人と融合させ絵や読み物にして人気を得る、よくよく考えたものである

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