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贖罪の檻。
第10章  玩具との戯れ
  


 快楽は、ひとつではない。そんなことを知りたいわけじゃない。
 でも、この性を知らない身体は・・・受け入れる。
 頭と心を置き去りにしてその快楽の波に揺られて受け入れる。


 《 《


「・・・彼方、さん?」


 何食わぬ顔で男もバスタブに入って来た。


「一緒に入りましょう。」


「え・・・?」


「お忘れですか?〝奉仕〟には、入浴にも作法がありますので。」


 大きなバスタブに入り少女の背後に腰を落とした。


「っ・・・
(当たって・・・)」


 男の上向きの牡が腰に当たる。


「どうか、しましたか?」


「あっ、ん゛!」


 後ろから膨らみを乱暴に揉み拉<シダ>かれ痛みと甘い刺激が身体を襲う。


「いい反応ばかりですね、月良さまは。今度は、指で犯して差し上げますよ。」


 ジュグ


「もっ、いやぁ。
(お、かしくっ、なちゃっ。)」


 制御しきれない反応に恐怖で涙が零れた。


  
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