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純粋な私。 一途な彼氏。 そして二人の淫乱。
第4章 リビング
「やってるよ。新しくきた家庭教師と」

 そう私は言った。

「それならいいんだ。ユリは成績もいいし、きっといい大学に受かるだろ」

 父親はそう言ってお茶を飲み干した。

「じゃあ行ってくる」

 父はそう言って席を立ち、玄関へ向かった。白いワイシャツを着た父親の後ろ姿は子供の頃とそんなに変わっていないように思える。

 父親には感謝していた。広い家とかいい教育とかその他にもいろいろ。

 だから反抗したことは一度もなかったし、思春期のときも普通に会話していた。
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