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第6章 出会い

　私はそのとき、悪い気がしなかった。

　ケイスケに恋をしたわけではないけれど、明らかに意識していたのだ。

　そして性的な対象としても見ていたのだった。

　おそらくケイスケも私に対してそうなんだろう。

　でもその時から思っているのはケイスケは私以上に好意を持っていて、それはおそらく恋だということだ。

　そしてそれは今でも続いているようだった。