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わたしはショートケーキが嫌い
第3章 殺人犯とJK



自惚れ?自意識過剰?
いや、そんな事はないだろう。
これだけ確信が持てる事ばかり言っているんだ。

ストーカー以外に何が考えられる?
この男が私に好意を抱いているのはほぼ間違いないはず。

だとしたら、この男が気に入らないような行動を取ったら私も殺されるんじゃないか?
『好き?』って問い掛けに『嫌い』と答えたら私は殺される可能性がある。
殺されるだけじゃない。きっとママやパパみたいに激しくいたぶられるに違いない。

犯される可能性だってゼロじゃない。

さっきまでダークヒーローだと思って安心していた私に再び警報音が鳴る。

どうして私はこの男の車に乗って付いてきてしまったのだろう。
どうしてそんな浅はかな事を‥‥‥。

「美咲ちゃん?顔色が悪いけど」

「え?あ、だ、大丈夫」

さっきまでリラックスして会話をしていたのに、それがもう出来なくなった。
昨晩と同じ恐怖がじんわりと私の中に広がる。
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