この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サイドストーリー6
第2章 同棲×数学
8月の横浜の花火大会に真理子を誘った。
平日なの?と不満を漏らし
会社帰りの真理子は周りの浴衣の女の子を羨ましそうに見た。

「私も、浴衣で来たかったよ」
「あ~。横浜の花火大会は毎年平日だ」

俺は学校が休みで、補習の時期もずれていたから
思いっきり私服だけど。

だんだんと会場に近づくにつれ、増えていく人に
はぐれないように真理子と手をつなぐ。

「絶対はぐれるなよ」

そういって手を放して腰を抱いた。

こんな人込みで、知り合いに会うはずはないと思っていたのに。
斜め前に不機嫌そうな顔をして歩いている奴がいた。

塾の帰りだろうか?数人で来たらしいその高校生の集団は
受験の苦しさを一瞬忘れるために来たんだろう。

お前たち、こんなところにきていいのか?なんて無粋なことは言わない。

見なかったことにして、離れようと思ったけど
その男の、あまりにも不機嫌な顔に笑いが込み上げた。

「おい。山口、せっかく来たのに楽しそうじゃないな」

/99ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ