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ユウガオ
第5章 私の気持ち





ベンチに腰掛け私は彼の股の間に
すっぽりとはまった



「まり」



背後から耳元で聞こえる低い声
暖かい彼の声



「うん?」



「俺ね…まりちゃんに
知ってもらいたいから言うね
昔から遊ぶのすきで
前にも言ってたけど俺ほんとに
ずっと、最近まで遊んでたのね
まりと出会ってからはないよ!
初めはカワイイ子だなって
俺のこと好いてくれる子だなって
思ってた
けど、ご飯行ったりデートするうちに
まりの可愛いとこもしっかりしてる
ところも優しいところも
周り見ずに突っ走っちゃうところも
今ではほんとに心から好きだよ」



彼の告白に胸が高鳴る
ドキドキがとまらない

でもそれと同時にこれは答えることなのだろうか?
私の脳裏に浮かぶのはやはり
家族のこと…。






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