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横浜発 7:54
第7章 り
身体全体で息をしても空気が足りない。
そんな私を真上から眺めて。

「まだ、終わりじゃないよ」

横を向いていた私を真上に向かせた。

「やのさ・・ちょっと待っ・・て」
「だめ。待てない」

私が一瞬休んでいる間にゴムを付けた矢野さんは
ゆっくりと私の中に沈み込んだ。

「んぁ・・・ぁ・・・」

その感覚は、今までと全く違って
身体中がゾクゾクした。

乳首を強めに噛まれて身体がビクンと跳ねた。
「痛かった?」
反対側の乳首を舐めながら言う。

「・・・んで」
「ん?」

「そっちも・・噛んで」
私の言葉に、私の中に入っていた矢野さん自身が大きくなって
私を見つめる目の色が変わった。

「いい子だね」

同じように強く噛まれた乳首は
敏感になってその後そっと舐められた舌にも反応した。

律動とともに奥まで突き上げるその行為に
気持ち良さで感覚がマヒしてくる。

「さくら」

何度も呼ばれるその声に
頭よりも身体が反応する。

「ああ・・・ぁ・」

ゆっくりと大きな痙攣の中で抱きしめられて
矢野さんの痙攣とリンクする。

ゆっくりゆっくり、私たちはその痙攣が過ぎるのを抱き合いながら恍惚とした。
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