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生徒と俺。
第3章 初めての二人きりの教室
約束した通り、朝倉は教室で待っていた。

窓際の真ん中の席だ。

夏服のカッターシャツからすらっと出る細くて白い肌がまぶしい。

「準備できたか?」

本当は俺の気持ちの方が準備がまだだ。

「うん、先生忙しいのにごめんなさい」

そう言ってまた俺の心をくすぐる。

「気にするな。それより分からない所って、どこだ?」

そう言って俺は、朝倉の前の席の椅子に後ろ向きに座った。

「えっと、この前の授業がちょっとわからなくて・・・」

そう言ってノートをペラペラとめくる。

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