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第2章 突然の結婚話

バイトも終わり、急いで家に帰るとあわただしく着替えをすませた雅。両親と共に食事会の場所に向かった。


はぁ…


ため息だけが気付くと出てくる雅に対して母は声をかけた。

「そんなに緊張しなくても！平気よ？結翔君の両親もすごく良い人だし」
「…そこ？」

しかし無情にも車は食事会場のホテルに着いた。

雅の母はロビーの椅子にめざとくも結翔の両親を見つけると近づいていき普通に声をかける。そんな様子を見てほほえむ父。

あぁ、本当に友達なんだ


雅の中にはそんな簡単な気持ちしか無かった。