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第4章 始まる一歩

そうしてホテルの中にあるレストランの個室に行くとそれぞれ席に着いた。

「じゃぁいただきましょうか！」
「そうだな。」

和気藹々とした空気の中なぜか放置気味にされている結翔と雅。しかし結翔は運ばれる料理を黙々と食べながら過ごしている。


何で？

何でそんなに普通なの？


「ねぇ…」
「……ﾊｧ」
「ねぇ？」

声をかけられている事に気付かない雅。そんな相手に結翔はテーブルをコンッとたたいた。

「えっ…？はい…」
「冷めるよ？」
「あ…はい…」

一瞬目があったもののすぐに料理に目を向ける２人。