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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第27章 切ない光のエトセトラ~cf.2~
「…言いますよ…そのかわり…結翔には言わないでね?」
「…?」
前会った時との雰囲気や態度が違うことに気付いた江本。頷くとゆっくりと雅は話し出した。
「本当はね、今日誕生日なの。」
「は?」
「だから!…今日誕生日でね…」
「…マジ?」
「ん…」
そう言われた江本はため息を吐いた。
「…でなんで結翔君には言えないの?」
「だって…」
「まさか言ってないってか知らないの?」
「…ん」
呆気にとられる江本。
それもそのはずだ。何で知らないのか。それが疑問だった。
「…?」
前会った時との雰囲気や態度が違うことに気付いた江本。頷くとゆっくりと雅は話し出した。
「本当はね、今日誕生日なの。」
「は?」
「だから!…今日誕生日でね…」
「…マジ?」
「ん…」
そう言われた江本はため息を吐いた。
「…でなんで結翔君には言えないの?」
「だって…」
「まさか言ってないってか知らないの?」
「…ん」
呆気にとられる江本。
それもそのはずだ。何で知らないのか。それが疑問だった。