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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第28章 切ない光のエトセトラ~cf.3~
そうした時だった。

結翔はマネージャーに電話をした。

「うん……そう、明日終わった後でさ。…うん。だから…」

そうして少し会話をした後に電話を切った。

この日は、いや、雅のバースディ当日には何もなく、そのまま抱きしめて眠りに着いた。


次の日の朝。

いつも通りに起きた雅と結翔。

「おはよう」
「あ…おはよ。昨日はごめんね?起きて待ってようと思ってたんだけど。」
「いいよ、先に寝ててって言ったの俺だし」
「…いつもごめんね?月曜日は寝ちゃう…」
「大丈夫だよ…クスクス」
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