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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第30章 ギフト
エレベーターを降りると静かで、落ち着いた空間が待ち受けていた。

白…いや、茶色…?

光が入り、何とも言い表せないものの、ただ雅は緊張していたが結翔はすっと歩き出しフロントに近付いていく。

「いらっしゃいませ」
「今日デイユースで予約していた佐倉ですが」
「佐倉様でございますね、少々お待ちくださいませ。」

そして待っていると時期に名前を呼ばれた。

「お待たせいたしました、佐倉様。お受けいたしております。では本日お伺いいたしておりますのは大人6名様で喫煙室。お間違いございませんか?」
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