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第30章 ギフト

そうして２時間くらいした頃。結翔の電話に着信が入る。

「はいはい？…うぇーい！はい、お……無いわ…ごめん！助かるわ！はいよ、はぁい。」

そして通話は切れた。

「新君もうじき来るって。」
「おっそ！」
「そう言うなって、仕事終わりだから。」

そうして雑談も雑談していた。

「でっかいベッドー」
「寝るな！」

そんなわちゃわちゃ…ワイワイしている様子を見ているとなんだか笑いが出てきてしまった雅。

「雅？どうした？」
「結翔…ううん？」
「なんかあった？」
「何にもないよ…ただね？私結翔とだけかと思って…」